『銀河英雄伝説』田中芳樹

今年中にやってしまうことの一つが終わりました。10冊あったけど、あっという間に読了。改行が多いわけじゃないのに、途中にワープゾーンでもあったんじゃないのってくらい、アッという間に読み終わるこの対費用効果のなさ。あんまりにも、おもしろいんだー

迷形容詞とか、本編で苦虫が100万匹くらい噛み殺されてそうだとか、「散文的な物言い」という形容詞が散文的に多いとか、そんなことはさておき、すごーく面白かったのでした。辞典ができるほど登場人物が多いのに、誰が何やってるのかわかるってのがスゴイ。すごい娯楽小説ってスゲー

二十五年前の本で、10年前に復刊、で、もう一度若年層向けに復刊、そして今年また復刊中で只今5巻かな?
全部新刊では読めないので、それぞれのバージョンまぜこぜで読みました。挿絵付きとか、SFっぽい表紙とか、怖い表紙とか、いろいろなアプローチが許される大きな物語だったんだなーと思います。久々に、スイスイ読む快楽でした。10年前復刻の10巻の後書きに「老後の楽しみに10巻を読まない」云々書いてあったけど、こんだけ面白がれることが確定してたら確かにそれも有だと思ってしまうのでした。10冊あるけど、また読み返したいなーあと、見事にハマってしまいました。