『麻雀放浪記』阿佐田哲也

エネルギッシュで奇跡のような時代の終焉が、戦後の終了と、一人の男の人生オーバーラップで、さびしい小説です。なげやりラスト(いい意味で)っぷりで、なんかやっと終わって安心しました。しかし麻雀小説だけど、勝ってる試合よりも負け試合の描写が多い。