『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』

アメリカ文学編のほうが、ストレートに涙腺狙ってくる技巧派だったかな。こっちは泣きはしない、心の毛羽たちや苛立ちに寄り添ってじわーりニヤニヤっというかんじ。いろいろな作家の質の高い短編+各訳者の熱の入った解説が読めるのですごくお得。シリーズ化してないのかな。オコナーなんか解説文が思いいれたっぷりで面白かったです。