仮面ライダー クウガ

amazonプライムでタダなので、放映当時以来、クウガを見始めました。オダギリジョーが若いやつ。

怖い。ホラー路線なので怖がらせる演出が容赦なく投入されて、当時はこれ朝に見てたからいいものを、夕方見るんじゃなかった。
怪人の目的が殺人なので、一般人が日常に襲撃されて死にまくる。やめろよ夜道とか一人歩きが怖いじゃんよ。ジャスト世代の子供は怖かったろうなあ。出てくる警官はほとんど死ぬ・・・!殺害シーンがうつるのがなんとも。

ちょっと背伸びしたドラマなんですよね。でも思い返せば、大人向けのドラマも時代劇も、子供のときに見て面白かったし覚えてるもんですから、子供が見てもその年なりに面白かったんじゃないでしょうか。今二十歳〜くらいの人がジャストってことは会社の新人はこれ見てた時は幼児だったのか・・・オモチャがカッコイイのがいいよね!
平成ライダー随一のリアル路線で、特撮時空じゃないドラマを目指してるので、日常から地続きの芝居が丁寧で驚きでした。特撮説明セリフとか特撮お約束を、芝居の流れに落とし込んでてすごく丁寧。


それから、音楽が思い出以上にERっぽかったです。手術が終わった後とかに医者が休んでるシーンでかかるチャ〜ンって感動シーンのキラキラ感とバスドラムのドーンみたいな音楽に、夕日でも映ってたらもう感動してしまう。クウガは音楽がよかったなあ。

しかし、子供番組らしさといえば、出てくる大人がみんなよい大人なこと。いいお兄さんと、やさしいお姉さんおじさんおばさん。その後のライダー番組には無い善悪がハッキリ分かれてる構図がすごい燃えますね。味方はみんな味方だぞ!というこの一体感は、子供番組ならではの楽しさかもしれません。


15年前のライダーということは、映る世界が15年前でなんだかいろいろ変わってるもんでした。顔とかしゃべり方とか、人間のかんじがちょっと違う。平成だけど昭和の香りがする。
あと、スマホじゃなくてPHS
DVDじゃなくてVHS!ビデオカセットがデッキに吸い込まれるのははかなりショッキングな映像でした。放映当時はなぁ、ビデオテープに3倍録画してたんだよ・・・最終回がセンター試験の日で試験どころじゃなかった受験生で、答え合わせより先にビデオ再生してたもんな。おいおい本当にものすごい昔だ。
映像も、CGというよりVFXじゃねぇかっていう合成具合なのも時代を感じますが、そんなことどうだっていいじゃないの!だって15年も前の映像だもの。
今4話なんで、毎日ちょっとづつ見るのが楽しみです。


見始めたのは気まぐれなんですが、ちょうどいいタイミングだったみたいで、ブルーレイ出るから今1話タダで見られるし、その手のラジオ番組で今週来週が一条刑事、そしてその次は満を持してのオダギリジョーの放送なんでもう今からすんごい楽しみです。