ベンジャミン・バトンの数奇な人生

ファイトクラブの監督+俳優コンビ。淡々と長ーい映画だったような気がしてて、昔DVDを昔深夜に見てたら途中で寝てたんでもう一度。

驚嘆するスゴイ映像がすべてを物語っていて、とくに謎めいたところもない映画なんですよ。人間が生まれてから死ぬまでの映画。絵のカットとかエピソードの構成とか、面白さちゃんと狙ってるんで、別に淡々としてるわけではなかった。面白いじゃん。

主人公は老人の姿で生まれて、成長とともに若返り、赤ん坊の姿で死ぬ。でも、送った人生は、普遍的なふつうの人生でもある。誰しも他の人とはちょっと違う、その間にたくさんの人に出会い、誰しも最後は死ぬ。
走馬灯が、どういう付き合いだったかっていう自分視点の感想ではなくて、「○○な人」「○○の人」出会った人を表す言葉で綴られていくのが、今見るとなんだかとても心打たれました。人、人、人って。