『もし、シェイクスピアがスター・ウォーズを書いたら まこと新たなる希望なり』イアン・ドースチャー  河合 祥一郎訳

スターウォーズだ… どこをどう見てもSW… そしてどう見てもシェイクスピア… 
台本形式だし、挿絵も舞台をそれっぽい版画風で描いてて大真面目。爆笑の後に困惑する程度に出来がよいです。よくできてるなあ。面白かった。ときどき、宇宙を股にかける系のものすごいト書きがあるのもネタ感あっていいかんじ。いやよくできてるなあ…やろうと思った妄想がちゃんと現実になってる。よくがんばった!っていう。ずっとニヤニヤニヤしてしまう。
SWファン(+大学時代の先生のいい加減な監修)ががんばって書いた英文を、本職のシェイクスピア翻訳者がシェイクスピア翻訳風になおして著すという、日本人が受け取ったものがベストっぽい一作。まるでよく見るかんじのシェイクスピア翻訳。両方かじってるくらいだけど、マニアっていいもんだなあと思いました。続きも読もう…