『家族 日本の名随筆 (別巻42)』 久世 光彦

中勘助の蜜蜂が読みたくて借りたんだけど、テーマ家族でしょっぱなから「桜桃」なあたりもうね…
ちょっと昔の人が気になったりしてその著作検索すると結構な頻度で出てくるシリーズなんだけど、こんな何百冊も出てたとは知りませんでした。これすごくいい本で最後に作者紹介があるんだけど、今回家族だから、家族関係と作品書かれた時期について短文で紹介されててかゆいところに手が届きまくり。
みんな家族についてこんなに話たいことあるんだなあ。で、わかってもらえないと思うところと、みんなもわかってるよねっていう社会の一員的なスタンスと一作の中でさえ半々で、面白いなあ。悩みも幸せも、家族にあって、年代的になかなか味わい深いものでした。

青空文庫でこのシリーズ収録策を読めるの調べてる人いてスゲーッ
http://www.jca.apc.org/~earthian/aozora/essay00.html