2007-05-03から1日間の記事一覧

『女工哀史』細井和喜蔵

「女工大全」というタイトルが似合うかんじに、女工の募集から女工の生活、仕事、趣味思想将来末路が書いてあるんで、女工についてにわかに詳しくなったような。 有名な本だけど、湿っぽいタイトルなんで手にとりずらかったんですが、読物として面白いのは抜…

『冬の巨人』古橋秀之

ラノベだ・・・ラノベラノベって、どういうものがラノベですよって、よくわかるようなラノベのお手本みたいなかんじでした。毒が抜けて、熟成した感。でも、面白いかといわれると、ラノベに求めてるのは、はっちゃけぶりなので『超妹大戦シスマゲドン2巻』の…

『アガーフィアの森』ワシリー・ベスコフ

いつだったかの書評にあがってて、いつか読んでみたいと思ってた本。シベリア針葉樹地帯に、300年以上自給自足していた家族が、今から二十五年前くらいに「発見」されてからの新聞記者による取材。感想も浮かばないほど、奇書。珍しい出来事というだけでなく…

『13ヶ月と13週と13日と満月の夜』アレックス・シアラー

児童文学久しぶりに読みました。前塾で教えてたとき、好きだって言ってた子がいたなぁ。よくできてる児童文学でした。ハウルみたいに、婆さんの体に女の子っていう話。でも、おっさんが女の子2人が老女にいじめられたりいじめたりな話を書いてるって、相当面…