2015-12-06から1日間の記事一覧

『皆勤の徒』

ものすごい小説でした。これ以前/以降になるような作品なのに、これを作れるのはこの作者だけだろうっていう。日本語を意味何重にも酷使してるので、こういうのが芥川賞もらえばいいんじゃないかと思うほど。直木賞はもらえそうにない系の作風通すので読むの…

『ボタン穴から見た戦争』

今年のノーベル賞受賞者。品薄で図書館で借りましたが、買って家に置くのがためらわれるほど惨く重い本。著者の意見とかは一切なしで、一つ野テーマについて短いインタビューを何百も収録というスタイルなので、読み易いは読み易いんだけど、それが実体のあ…

『聖の青春』『将棋の子』

昭和57年前後、将棋棋士を目指す羽生世代と言われた若者を描いたネガポジにあたる2冊。『聖の青春』は羽生に匹敵する天才棋士ながら夭折した村山聖、『将棋の子』は棋士になれずに去って行った若者たち…そして著者は彼らと同世代で将棋を愛しながら奨励会に…