『ボタン穴から見た戦争』

今年のノーベル賞受賞者。品薄で図書館で借りましたが、買って家に置くのがためらわれるほど惨く重い本。著者の意見とかは一切なしで、一つ野テーマについて短いインタビューを何百も収録というスタイルなので、読み易いは読み易いんだけど、それが実体のある人間に語られた言葉だということに思い至ると、読み進められないほど重い。ww2のロシアで子どもだった人の証言集なんですが、大人にインタビューしているのに子どもの恐怖が誰にも分かち合えないまま永遠に続く。
著者の作品を、いくつか読もうと思ってたんだけど、しばらく休まないと他を読めそうにないです。