2017-05-24から1日間の記事一覧

『ひとが生まれる―五人の日本人の肖像』鶴見 俊輔

中高生向けの本だろうか。やさしい言葉です。明治から戦争中までの有名な人からそう有名でない人、無名の人、5人の生涯と、なぜそのような生き方をしたのか、語りかけながら教えてくれる。優劣ではない生き方の多様と、よく生きること、幸福、考えるきっかけ…

『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』アンドリュー・ロウラー 熊井ひろ美訳

酉年だから読みました。ん、今年の干支鳥だっけ? 種の誕生という自然史や、交易や社会史、医療に民間信仰にと、超幅広い鶏雑学大全で内容は紹介するより読んでもらうしか。雛識別とか、意外に日本の話題が多い。雛識別がほぼ日本人特有みたいな職業で、アメ…

『悪童日記』アゴタ・クリストフ 堀 茂樹訳

これ3部作なのか。先も読まなきゃ。WW2の話なので、結構新しい小説。1986刊で後のベストセラー。名高い作品で、名作枠なんですけど世界的にベストセラー…なんでかっていったらそりゃエログロ、暴力、悪徳、犯罪が、真面目な顔して読みやすすぎ問題。そういう…