『闇の女王に捧げる歌』ローズマリー・サトクリフ

歴史もの児童文学。児童文学久しぶりに読みました。児童文学は、読者に伝えることに文章すべての技量を要求されるんだなと思います。読者は、作者の都合を考えないで済む安心感ある。
児童文学は暗い…底抜けに暗い…。最近無味乾燥気味のドキュメンタリー選んで読んでたんで、感情に訴えかけることが目的とされてる本は久しぶりで結構動揺してました。
竪琴引きによって語られる、ケルトの大反乱を指揮した女王・ブーディカの生涯。幸福な美しい始まりがあり、生の輝きがあり不幸があり、死によって終わる歌。除籍資料から持ってきたんだけど、綺麗な本だし名作なのにもったいないなあ。