2016-07-09から1日間の記事一覧

帝都物語

以前、実相時昭雄展に行ったとき見たかったけど近所のレンタルにはなくてそのままになってましたが、なんとアマゾンプライムで配信。ヤッター。 ものすんごいリッチな映画でした。小さいころに見た映画、特に80年代のスペクタクルな邦画って何がなんだかわけ…

『地獄は克服できる』著 ヘルマン・ヘッセ

すごいタイトルだ。底本ヘッセ全集から、人生について鬱々した日常を打開したいよエッセイを編集した本。 どう見ても基本的に絶望してる上での文章なので、息苦しさMAX。苦しいとか暗いとかいう単語がものすごく多い文章で、軽やかさのかけらも無い詩どもよ…

『メモリアル病院の5日間』

読んだことないタイプのドキュメンタリー。すごかった。告発の書でもなく、啓蒙の書でもなく、感情的なストーリーでもない。記録を読ませるためのストーリーであり、結論を急がない。日本のルポだと古来から結構感情的なんで、次世代のドキュメンタリーだな…

『世にも奇妙な人体実験の歴史』

学問のため、人類の進歩のため、そして国の勝利のためには、個人の命を捨てる気概のマッド感漂うサイエンティストの実験の歴史。実験対象は患者だったり、囚人とか孤児みつくろうとか、その時代その人の倫理観によって人体実験対象者はいろいろで、最も倫理…

『闇の女王に捧げる歌』ローズマリー・サトクリフ

歴史もの児童文学。児童文学久しぶりに読みました。児童文学は、読者に伝えることに文章すべての技量を要求されるんだなと思います。読者は、作者の都合を考えないで済む安心感ある。 児童文学は暗い…底抜けに暗い…。最近無味乾燥気味のドキュメンタリー選ん…

『対馬丸』大城 立裕,嘉陽 安男,船越 義彰 絵:長 新太

除籍資料だったのでもらってきて読みました。史実と異なるとこもあるそうだけど、詳細なドキュメンタリー。児童書で小学校高学年くらい向けかな、でも大人が背景知った上で読んでも、結構な情報量の本でした。戦争はピンポイントの事件じゃなくて、連続する…