2016-11-01から1日間の記事一覧

『神経ハイジャック――もしも「注意力」が奪われたら』マット・リヒター

最後まで読むと、予想外の読後感になりました。最先端の知識をストーリー仕立てで楽々吸収、っていうかんじで読みだしたんだけども。科学的事実としては、この二つを強力に立証します。・人間の注意力、意識を向ける力の限界は、19世紀くらいから研究され続…

『ヰタ・セクスアリス』 森鴎外

初めて読みました。タイトルが旧カナだったんで、なんか手に取らなかった数十年。なんか深刻そうじゃん。僕はいかにしてエロ本と出会ったか(6歳)、学校で尻を狙われる、エッチなことは汚く思いながらも興味津々、そして恋に恋するお年頃…の一人称僕!面白…

『台所のおと』幸田文

『サイコパスインサイド』読んだ後に、対極究極のこれよ! 繊細な感受性と思いやりで回る世界。サイコパスはこの小説にいません!そんなの当たり前とは思いつつも、この暗黙知で構成された同質性の高いコミュニティも今とは違う世界だなと感じました。私は住…

『サイコパス・インサイド―ある神経科学者の脳の謎への旅』ジェームス・ファロン

たいへんたいへ〜ん私ってもしかしてサイコパス? という事になったサイコパスの自伝。脳のスキャン画像を見てこいつサイコパスだな、っていう診断を自分でつけてしまった脳科学者が、成育歴の検討や自分の内側に向き合って葛藤する、サイコパスがヤバイと思…