『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬一』佐野慎一

民俗学の宮本じゃ売れないから、渋沢くっつけたのかなーと邪推してたら、んなこたーなかった。すいませんでした。表裏一体の人でした。コンビ的な人間関係ではないけど、いろんな意味でお互いになくてはならない存在。渋沢は金はあるけど、人生がない。宮本は人生があるけど、金がない。で、二人には幸せがない。佐野慎一面白いです。ついつい読んでしまいます。戦前〜戦後の一本筋の通ったネタが、本毎に魅力的な切り口からまとまってるので、ルポを読む快楽。
宮本常一の本自体あんまよんだことないので、読んでみようと思います。