『青ひげ』ヴォネガット 浅倉 久志訳

何か作りたい態度とってても、何にも完成しない人が読んだので、大変面白かったです。

現代アートとかってテクニック無しでなんか簡単に芸術家になれそうですよね。
アートの動機についてのさまざまな示唆、魂の現れなのか、人生の物語が生み出したものなのか、それとも技術にしか過ぎないのか、シニカルに脳の科学反応に過ぎないのか、薬物の賜物なのか、がすごく面白い感じに羅列されつつも、そうじゃないものがあるっていう。
アーティストには身を滅ぼすほどに詰まってるけど、芸術家モドキには無い、それを魂というなら、魂が無い者が、魂の代用、魂と寸分たがわない物をを獲得する話でもあると思います。