Tears & Flow

宇宙一カッコいいゲーム音楽……それはTears & Flow!!!!!

耳がキンキンです。サントラ聞くとこのCDだけ音域が上におかしくて脳に刺さりまくり。
サイキックフォース2012という1998年の格ゲーの一曲。珍しい基盤というか、これ一作しか発売されなかった結果的に独自基盤のため、このサントラくらいでしか聞かない音色です。
アニメ調のキャラ人気が非常に高かったんですが、囲碁のように空間支配する駆け引きできる独自システムがすんごい一本。HPとMP(のようなもの)がゲージ一本でつながっていて、体力減って追い詰められるほゲージ使った行動の選択肢が増えるっていうのもすごいアツイ。
闘うBGMって性質上アップテンポでキャラクターのテーマ曲として非常にインパクトがあって、時に歌モノに近いというか凌駕するようなキャッチーさになるんですけど、この曲は宇宙一カッコいい1000億万点です。
カッコイイ…。


格ゲーって、ゲーム中対戦するキャラをテーマにした曲が大体流れるわけで、そのキャラクターがいるステージのビジュアルとBGMを背負ってこっちプレイヤーを倒しにかかってくるわけで、ものすごいインパクト生むんですね。キャラが立つ。
別に試合ごとに相手を殺すゲームが格ゲーってわけじゃないんですが、90年代の落とし子サイキックフォース2012は21世紀の今では理解しかねるほどに骨肉の争いと慟哭を繰り返す暗鬱無惨なストーリーで、対戦はキャラクターが死ぬことで決着がつく設定です。敗北は死!
中二を90年代に走り切ったというか。インパクト一番で残酷な設定が多いアーケードゲームの流れにあるよな作品。
Tears & Flowをテーマ曲に持った主人公マイトも漏れなく、中二が何の呵責もなく考えたような悲劇が待ち受けるキャラクターなんですが、曲と相まって、ロンリーロンリーヒロイックなカッコよさがたまりません。


2016年に、歴史を噛み締めるようなイベントがありまして、「サイキッカー集団ノア緊急集会2016」という濃いめのタイトルに、参加するには浅いファンであること思い知らされて、ニコ生で視聴したんですけど濃度が高すぎて私には生存できない空間でした。すっごく濃おい。
イベントなんでおおっとオフレコだなみたいなこともあるんですけど、当たり障りのない事実はメモしておきたいゲーム音楽オタクなのでした。


トークZUNTATAの石川さんと、作曲者のZUNTATA今は抜けてるハギーさん。
石川さんは効果音など担当されたそうで、ショット音にSTGノウハウ活かされたことなど語られていました。

・作曲者曰く、とてもとても大変で難産だった。未使用曲♯2が、マイトのテーマになる予定だったがボツに。この曲はロケテで使われていてプレイヤーはものすごく聞いたことある曲。
・キャラセレクト画面の曲は、マイトのボツ曲から。

ZUNTATAミニライブは石川さんとDr.ハギーこと高萩さんのキーボードによる演奏。
・「今日は歌バージョンじゃない」
・「なんで歌っちゃったんだろうね…」石川さんが演奏前にトーク
※サントラに入っていた歌入りのTears & Flowのこと!
・ライブ披露された曲は、Tears & FlowとCARRY AWAY!。
2013/2のAMエキスポでTears & flow 2013アレンジとして披露されたバージョンだったと思います。グルコス風。

・ダダダーン!っていう三連符が高萩さんは好きだという石川さん談。

おまけ
・バーンは前のアレンジでいいからと言われてスンナリ青木さん(プロデューサー)にOK通った。2012キースの曲は最初死ぬほど陰鬱な曲ができた。ボツになった。
・高萩さんは刹那の曲結構好き。
・あと音色について基盤スペック関連のトークされてた気がするんですが… うろ覚えです。他の話と混ざってるかも。


いまだにわからないのが、このTears and Flowの冒頭や間奏で流れるマシンボイスが何言ってるのか。回転数落とした意味のある言葉なのか、何か素材なのか。歴史の長い曲で、ネット時代以前のことで記録が見つけられないので、誰かご存知の方いらっしゃいましたら教えてくださいませ。