2017-03-10から1日間の記事一覧

『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年』阿古 真理

新書。2016/10刊なんで最新事情。 今、パン美味しいんですよ。すごくおいしいパン売ってる。私パン屋で買うパン食べるのが好きな贅沢なんですが、最近食べたフランスパン革命的においしかったです。で、気になってて読んでみました。日本のパンについてもう…

『忘年会』園田 英弘

読んだことの記録に。いわゆる忘年会っぽいものの歴史についてよくこれだけ調べたなあという新書。江戸のお侍さんが部署の慰労会みたいなのやったり、その流れで会社や仕事仲間で男のお座敷無礼講から、形式ばった立食パーティ…あと、挨拶って、演説っていう…

『オイスターボーイの憂鬱な死』ティム・バートン 狩野 綾子 津田 留美子訳

昔は、こういうの読むと何とも言えないいやあな気分になったものでした。 今読んでもあんまり気分悪くならなくなったのは、自分事ではなくなってしまったのかもしれない。昔は他人事ではなかった。私は破滅したくなかった。 奇形の、奇妙な、はみ出していて…

『Xのアーチ』スティーヴ エリクソン 柴田 元幸訳

実は、半分読んで図書館に返しちゃった。氷の国に娘と旅立ったところ。 最初と最後だけちょっと読めばいいかなとか、そういうズルは許されない、めちゃくちゃ且つ濃密な進行。なので、全部ちゃんと読まないとダメ。 文体が合わないわけでもなし、読めるんだ…

『優しい鬼』レアード・ハント 柴田元幸訳

暴力って人類普遍にどこにでもあるんだけど、小説で暴力を暴力だと書いたものとなると、アメリカ文学が印象に残ります。『とうもろこしの乙女』とか『善人はなかなかいない』とか、人の意志を超えた何か普遍の暴力。悪とはまた別枠で。国とか個人とか神とか…

『断片的な物の社会学』岸 政彦。

ジャンルはエッセイになるのかな。社会学調査の中、論文にも発表にもならない、答えにも至らない、主張でもない、でも著者が忘れられないことについて。 いかにも堅そうな本だから頑張って読む類の本判定で読むの後回しにしてました。社会学っていうタイトル…

ラ・ラ・ランド

信じられないくらいリッチな映像とお話と歌で、ああこれは確かに映画館で見てよかったなーと思って、さすがアカデミー賞だもんなあー面白かったそろそろ終わるかなー・・・と思ったら、口から手をつっこんで心臓鷲掴みにしてぶん投げるようなとんでもないこ…