『心地よく秘密めいたところ』ピーター・S・ビーグル

19歳のときに書いたとか、作者のあまりの世捨て人っぷりに読後心配になるくらい完成してる話でした。完全なる創作の物語で、小粋なニューヨーカーがぐだぐだしてるいかにもなアメリカファンタジーなんだけど、よく考えたら警句だけで成立してるような。でも、恋愛3件が同時進行且つ、なんか人生の深いとこ言ってるみたいな。よくできた小説でした。