屍者の帝国

録画しといたのを、やっと見ました。
オタクにうれしいかんじのアニメ化。世界観とか、小物のギミックとか。でも、堅実というか古いタイプのアニメというか、絵や動きのワンダーや演出のセンスとかそういうところに焦点はないかんじでした。普通。アニメの普通枠で再現っていうかんじ。
アニメはアニメでよかったです。オタク以外の視聴に耐えうるかというとまあ…オタクなら…

超個人的などうでもいい点として、00年代にリジュース先生の本を過去にコミケ買ったりしてたオタクなので、デザインとキャラの引き出しをもう見飽きt(略
作品世界観に馴染まずに浮いてて、みんな同じ世界の人間に見えちゃう。
スーパーリンクは映画のハーモニー感想
メカは好きよ。虐殺器官の村瀬監督リファインはすごく楽しみです…

虐殺器官にしても、これはオタクには目新しい物語ではないことは別にマイナス点ではなくて、オタク素材が一般人になじみのいい形と高い技量で提示されてるってところがまずとてもすごくて、それをオタクとして読めるのは幸せなの。
ネタ的にはSF『バベル17』『幻詩狩り』同ネタで、雰囲気はMGSや、ウルフェンシュタインやCODなどマニアなFPSのそれ…が作者本人の個性を描くための材料でしかなくて。一般の価値観がオタクに歩み寄ってきたのと、ちょうど時期かさなって、もう10年前なんだなあ…
34歳だもんなあ…生きていたらもっと駄作も好ましくない作品も、深みも高みもこの先もっともっとあったろうになあ…