『死のロングウォーク』S・キング

唐突に、中学生のときの友達が面白いと言っていた本を思い出して借りてきました。
新年一冊目には不吉なタイトルですが、面白かったです。
ロングウォークっていう、100人の少年が集められてただひたすら歩き続けて、足を止めた者から射殺されて最後に残った勝者に何でもあげちゃうというイベントを全米テレビ中継。というSFっぽい小説。
子どもが死ぬ話だと、バトルロワイヤルをすぐ思い出すけど、これが違うのは、任意で参加した少年達が死んでくってこと。任意ってのが、動機がはっきししなくて、罠に嵌められたんだと形容したり、運命だとか、よくわかんない熱狂具合がすごく青春な気分にさせてくれますが、ルール通り一人以外死ぬのは最初からわかっているので、残酷でドキドキしますがな。

ついつい一晩で読んじゃったんで、ラストの切迫具合が眠くて辛くてわけわかんないまま、感動したような気がしてすぐ寝ました。こりゃ辛いわ。