『殴り合う貴族達』
バイオレンスアクションエピソードin平安がたっぷり読めるので、何も考えたくないときにおすすめ。暴力ってそれ自体がもう面白いので。エライ人は権力ってか普通に殴る蹴るのマジ暴力行使しまくり。えらいから別に罰されないし…
スポーツ新聞とか明らかに楽しませるために暴力沙汰ゴシップ挟むじゃないですか。1冊暴力事件オンリーなので面白くないわけが無い。
『酔っ払いの歴史』
話題がまず好ましいし、単なる雑学本レベルではなくライターの語り口が面白いので、この本好き。面白い。歴史上の飲酒風俗詳細。酒は安全な食物である。滅菌された安全な水だし高カロリーなんでみんな飲みたいよね古代、あと酒飲んでるときしか物事を決めてはいけない会議とかうんうんそのとおりだよ。
『カナリア王子』イタロ・カルヴィーノ再話
王子様とお姫様の民話。でも、お姫様の超魔法パワーが超強い。ほぼ魔女なので王子様はだいたいとてつもなくヒドイ目にあうが二人は幸せになりますv
別にどっちかが正しい人間ってことでもなくて、男女とも嘘ついたりクズムーブしてくるのが…王子様とお姫様の話ってディズニーだとまた違う雰囲気なんで、いろいろパターンあるんだね。
『ロケット・ササキ:ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』
私の知ってるロケット忍者ササキって単語がここから来てるんだろうか…
シャープのエライ人の評伝。元のタイトルが電卓戦争とかいう地味なタイトルだと思うんですが、こんなに技術が身近でものすごい変遷した時代あったんだなっていう、私には体感できなかった歴史でした。シャープって中小企業なんだって。とか。カシオの成立面白い(4兄弟で兄貴が天才、弟が売る)とか。ソフトバンクというか、LSIとかコンピューターっていう技術がでてきた当時の話。薄いのでよい。
『アヘン王国潜入記』高野 秀行
ない ことになってるし、ない はずの商売をして生きてる社会。
『サピエンス全史 下』
図書館で借りたら下だけ即来ました。上は200人近く待ってる。んで下だけ読みました。でも↓読んだから上はいらないかも。
中年にオススメっていうか、今まで知ってる断片的だった情報を整理してまとめてくれて、意味教えてくれるっていう読みやすい一般向け書籍。最後が幸せについての話で、生物学的生理的な人類の限界を書いた後に、克服した先はもう今の人類じゃないよねってまあそうなるよね。
学術書ではないのでたまに乱暴さを感じるけど、面白かった。
『人類進化の700万年 (講談社現代新書)』 三井 誠
読みながら、もしかしてこれサピエンス全史の上に当たる部分なんでは…と思ってました。未来を、他人を想像する力がいつの時点で生まれたのかとか、生物史。
人類が1種類っていうこと改めてほんと不思議だし、小さく進化した種類(絶滅)とか、違う種類の人類が普通に絶滅しまくってるので、ほんとふしぎ。